わたしの親友に見せてもらった、前撮り写真のアルバム。
さすがは名古屋の結婚式場です。
その出来栄えは、ほんとに驚きました。
ひと昔まえまでは、式の当日、しかも、結婚式場の披露宴の途中で、あわただしく撮影していたのだとか。
なので、なかなか納得する写真も撮れなかったみたい。
そりゃそうですよね。
ただでさえ、お色直しにかける時間なんて、たっぷりとれているわけじゃないのに。
結婚式場の披露宴会場に入るまでの、わずかな時間に、しかも会場近くの階段なんかで、せかされながら写真撮影。
笑顔なんて、すぐにつくれるのは、女優さんくらいですよね。
緊張もしているのに、それを崩す暇もない。
そう考えると、“前撮り”を考えた人、頭がいい人ですねー。
結婚式場に行く当日ではなく、あらためて別な日に、ゆっくり撮れるなんて。
しかも、同じドレスで、場所も名古屋の披露宴会場より、もっと素敵な場所で。
綺麗な写真を、ゆっくり時間をかけて撮ってくれるのですから、写真だって、たくさん買ってしまいますよね。
先日、親友の結婚式がありました。
名古屋の素敵なホテルの結婚式場で。
それはもう感動しましたよ。
幼馴染とまでは行きませんが、小学校5年生のときに転校してきた彼女。
それからずっと、大切な親友なんですから。
あまり、友達関係を意識していないようなころに、初めて“親友”と意識したのが彼女でした。
わたしの大好きだった祖父が、白血病で倒れたときも、落ち込むわたしを支えてくれたのが彼女。
でも、わたしの成人式に、久しぶりに一緒に写真を撮り、その写真が祖父の遺影となってしまったのです。
参列してくださった親戚の人たちに、祖父が“いい笑顔をしてる”と褒めていただいても、あまりに悲しくて、逆に腹立たしい気分になってしまうくらいだったのです。
が。
落ち着いたトーンの声で、心から祖父の笑顔が本当に素敵だよ、と言ってくれて、初めて、遺影の祖父と向きあうことが出来ました。
生前の祖父の人柄を映しだすような笑顔。
またまたあふれだす涙。
祖父の死を受け入れることなんて、なかなかできなかったのですが、しっかり見送ってあげることは出来ました。
名古屋の就職で悩んだときも、彼氏とお別れしたときも、いつも一番近くにいてくれた親友。
名古屋の短大時代に知り合った彼と結婚が決まったときは、なんだか彼女をとられるような気持ちにもなっちゃいましたが、わたしが一番祝福しなきゃ、と思いました。
本当に幸せになってほしい。
なので、結婚式場で友人代表のスピーチでは、涙してしまい、見ていた人たちもつられ涙をしていていました。
見ると、花嫁さんの彼女も泣いちゃってたり。
ついでに彼女の母親まで。
それを見て“いや~、ほんとにすみませんね~。”
と言ってしまうと、結婚式場は大爆笑。
泣き笑い渦でしたね。
そんな感じで、なんとなくわたしまで感動しまくりの名古屋の結婚式だったのです。
写真の魅力はビデオにない魅力があります。
それってなんでしょう…。
ビデオって人物に動きがあるし、声も入っている。
写真には声もなければ、動きもない。 でも、すたれることなく撮り続けられている。
ビデオはみたいと思った時に、機材を通してしか見ることが出来ない。
でも、写真は、フレームに入っていたら、そのまま飾る事が出来るメリットは勿論、その場その場のほんの一瞬の表情が残されている。 ということに尽きるのかな…。
その一瞬に撮る側と撮られる側の気持ちが凝縮されている。 しかも、その場面に居なかった人でも、その表情から気持ちを読み取ることが出来る。
そういった奥深さが魅力なのかなと思います。
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